チェコの長期滞在ビザ
Dobrý den!
今回はチェコ留学のための長期ビザ取得について、私の反省も含めながら記したいと思います。チェコの長期ビザ取得の大変さは、チェコに留学する日本人留学生の間の鉄板ネタと言っていいぐらい本当にみんな苦労しています。実は私は長期ビザ取得が間に合わず、長期滞在許可を得て留学しているのですがそれについてはまた後日。
フローチャート
用意するべき書類も多く、とにかくややこしいチェコのビザ。ビザ申請の流れが一目でわかるようフローチャートを作りました。ご参考までにどうぞ。
申請までの準備
ここからは早めに動くべき順にお話していきます。
パスポート
留学が決まった時点でパスポートを持っていなければ、すぐに作りましょう。今後の様々な手続きに不可欠です。
無犯罪証明書
申請書類の中で一番ややこしく、時間のかかる無犯罪証明書。出発5ヶ月前から準備することがおすすめです。なお、申請書類の有効期限は6ヶ月。
スムーズに発行したかったので私は大使館に無犯罪証明書発行のためのレターを要求しましたが、私の住む県で実際必要だったのかは謎。また、私の県での発行には住民票or免許or顔写真付きマイナンバーカードが必要で、私は免許証を持っていなかったため住民票もとりにいきました。
県警などで無犯罪証明書を発行した上で、さらに外務省で証明書にアポスティーユ認証をつけてもらいます。外務省に直接行ければ翌日には認証済みの証明書を受け取れます。郵送だと2週間ほどかかります。
残高証明書
銀行にて英文で発行したものを、さらにチェコ語に翻訳する必要があります。大使館のHPにのっている翻訳会社にメールを通じて依頼、ワードファイルで翻訳を送ってもらい、翻訳料金は先方の銀行口座に振り込みました。(4〜7千円ほどのようです。複数の会社に問い合わせしてみるべきかも)
半年の留学ならば40万ほどの残高が目安のようです。また、本人名義の口座でなくてはなりません(親のは不可)。
大学からの入学・入寮証明書
これが届くのが遅いと先に進みません。逆に、これが届いたらすぐビザ申請のための予約を取れるよう、上記の無犯罪証明書、残高証明書を早め早めにとっておくことが必要です。
私の場合入学・入寮証明書は一緒に届きましたが、もしも寮に住まない(フラットシェアやホームステイ)場合、書類を用意するのがかなり面倒なようです。いずれにせよ早めに動きましょう。
大使館への申請日電話予約
これがまた繋がらない。受付時間に繋がったことが一度もありませんでしたさすがチェコクオリティ治外法権…笑 お昼頃が繋がりやすいようです。6〜8月はwinter termに留学する学生のビザ申請が集中するため、私が予約を取れたのは電話した日の約1ヶ月後でした。
※2019年2月1日より、申請日受付は電話ではなくメールになったようです。大使館HPで最新情報をご確認下さい。
申請書類記入
申請書類を大使館HPよりダウンロードして印刷、申請までに記入します。記入の要領はこちら(大使館のfileにとびます)
必要書類のコピー
パスポート、クレジットカード、住居証明、保険証券は原本とともにコピーを提出します。
保険証券
こちらはビザ受取の際までに用意できれば大丈夫です。しかし原本が必要と言われる場合もあるらしく、申請までに用意できるに越したことはありません。
申請
大使館は10時に開きますが、10時前から大使館前に並ぶのがよいです。なぜなら、一人一人の申請にかかる時間があまりに長いため、開館してから訪れるとかなり待つことになるから。(受付の女性が1人で全て対応してくださいます…心に余裕を持ちましょう…)
受取
申請から受取まで、就学ビザの場合は1〜2ヶ月、長い場合は3ヶ月かかるとのことでした。私は結局1ヶ月で許可が降りましたが、もしも出発までに受け取れなければ一時帰国するか、(本当は違法だし無くしたら大変ですが)パスポートを日本に送り代理人に受け取ってもらうことも大使館で提案されました。
その他
申請には東京のチェコ大使館に赴かなければなりませんが、地方の場合、代行会社に頼む手もあるようです。(朝一で並んでる代行会社のおじさんあるあるネタ)
このブログをご覧下さっている方々のビザ申請がうまくいきますように!